この記事の要点
【実践事例】ChatGPT×GASで非エンジニアが工数管理ツールを自作!カレンダー連動で業務時間を自動集計
ChatGPTとGoogle Apps Script(GAS)を活用し、非エンジニアでもGoogleカレンダー連動の工数管理ツールを自作。時間集計の自動化で業務効率化を実現した中小企業の成功事例をご紹介します。
抱えていた課題
同社では、複数のクライアント案件を並行して進める中で、各プロジェクトにどれだけの時間を 投入しているかを正確に把握する必要がありました。しかし、従来の方法では様々な課題が 浮き彫りになっていました。
- 毎月どのプロジェクトに何時間かけているか把握したいが、手作業での集計は膨大な手間
- Excelへの入力漏れや記入ミスが頻発し、正確な工数データが取れない
- 業務カテゴリ別(クライアント作業・社内作業・会議等)の時間配分が見えにくい
- エンジニアではないため、自分でツールを作成することは不可能だと諦めていた
特に問題だったのは、「工数管理の重要性は理解しているが、その集計作業自体に時間を 取られてしまう」という矛盾でした。本来、工数を把握することで業務改善につなげたいのに、 集計作業が負担となり、結局は「だいたいの感覚」で業務を進めてしまう状態が続いていました。
実施した施策
同社では、ChatGPTをプログラミングの「先生」として活用し、Google Apps Script(GAS)を 使ったGoogleカレンダー連携の工数管理ツールを自作しました。プログラミング経験ゼロの 担当者が、AIのサポートを受けながらツール開発に成功した事例です。
ChatGPTに「やりたいこと」を伝えると、必要なGASのコードを生成してくれます。 エラーが発生した際も、そのエラー画面のスクリーンショットをChatGPTに送ることで、 修正方法を教えてもらいながら開発を進められました。
📋 使用したツールと役割
🔧 ツール開発の流れ
プログラミング初心者にとって最大の壁は「エラーが出たときの対処」です。 ChatGPTを使えば、エラー画面のスクリーンショットを送るだけで、 何が問題なのか・どう修正すればいいかを教えてもらえます。 諦めずに相談すれば、必ず解決策が見つかります。
📊 完成したツールでできること
予定入力
自動取得・集計
結果出力
得られた成果
ChatGPTのサポートでGAS未経験者がツールを自作したことで、業務効率化だけでなく、 「自分でもできる」という自信と新たな可能性が生まれました。
月8時間→30分
転記ミスゼロに
業務の合間で完成
- 毎月8時間かかっていた工数集計作業が、ボタン1つで5分に短縮
- Excel転記によるミス・漏れが完全に解消され、正確なデータが取得可能に
- 業務カテゴリ別の時間配分が可視化され、改善点が明確に
- 「非エンジニアでもツールが作れる」という成功体験で社内の意識が変化
- ChatGPTを「プログラミングの先生」として活用する文化が社内に定着
まとめ
本事例は、プログラミング経験のない担当者がChatGPTをパートナーとして活用することで、 従来は「専門家にしかできない」と思われていたツール開発を自ら実現した好例です。
- 「やりたいこと」を明確に言語化 - 技術的な知識がなくても、目的を伝えればAIが技術に変換
- エラーを恐れない姿勢 - エラーが出てもスクショで相談すれば解決策が見つかる
- 段階的な機能追加 - まず基本機能を動かし、少しずつ拡張していく
- 既存ツール(Googleカレンダー)との連携 - 新しい入力作業を増やさず自動化
工数管理ツールの導入により、同社では毎月の業務時間が可視化され、 「どのプロジェクトに時間がかかりすぎているか」「会議の時間は適正か」といった 改善の視点が生まれました。単なる集計自動化にとどまらず、 業務改善サイクルの基盤として活用されています。
「エンジニアじゃないから無理」と諦めていた業務自動化も、 ChatGPTというAIパートナーの登場により、誰でも挑戦できる時代になりました。 まずは小さなツールから始めて、AI活用の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
この事例で確認した実務ポイント
対象業種: サービス業
支援の観点: 業務フローの棚卸し、既存ツールの整理、現場で使い続けられる運用設計、導入後の定着確認。
同じ課題に向く企業: IT担当者が不在、紙や表計算での管理が限界、AIや自動化を試したいが社内だけでは進めにくい企業。